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京都の綾部へ農家民泊   

7月の第1週目の週末。京都から特急で約1時間の綾部という場所へ農家民泊に行ってきました。

半農半Xというライフスタイルを提唱する塩見さんという方を訪ねた旅で、芝原キヌ枝さんがやってらっしゃる「素のまんま」という宿に宿泊。

京都から1時間ほどの綾部は、緑がみずみずしく広がった、本当に素敵な場所でした。京都って暑いんだろうなぁと思っていましたが、綾部は涼しく自然の息吹に満ち溢れていました。
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宿をきりもりされるキヌ枝さんは、77歳と思えないほど、凛としたよく笑うステキな方。
芝原さんの家は元々農家で、ダンナさんが亡くなられてから、この宿を始められたとか。
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農家をそのまま開放して宿にされているので、つくりは農家そのもの。
土間のような広めの玄関に、戸の向こうの大きい台所。
気持ちのよい風が吹き抜ける古民家で、畳の匂いやお線香の香りが懐かしく、おばあちゃんの家を訪れたような感じでした。
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もうひとつ、この宿のひとつの売りは、五右衛門風呂。
わたしも生まれて初めて、五右衛門風呂に入りました。
薪で炊いた火で、大きなお釜にお湯を沸かし入ります。想像ではとても暑そうですが、ちゃんとお釜の中には板が敷いてあってほどよいお湯加減になっています。

薪を用意することや、毎回火をおこしてお風呂に入るのにもひと作業ですが、昔のひとたちは、ある意味で本当に豊かな暮らしをしていたんだなぁと思います。

夜はすぐ表の川で蛍が舞っていました。蛍の乱舞は長崎で見たのが10年以上前。
どうしたって東京ではみることのできない美しい光景に、なんともいえない気持でした。

早朝から隣の集落へと散歩に出かけたり。

また必ず訪れたいと思わせられる、何か不思議な力をもつ場所のような気がしました。

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塩見さんは、想像以上に謙虚でとても素敵な方でした。
彼の「半農半X」に影響を受けて綾部に移り住む人も多いようです。

塩見さんの活動。半農半Xとは。(think the earth地球レポート)

何より今回の取材で思ったのは、地道地道が大切ということ。
そして、自然の中で暮らすことは、必ずしも農業するばかりではなく、「生きる力の源泉に触れながら生活する」みたいなことなのだろう、と思ったことです。
過酷なのだけど、それほど満ち足りた生活もないのだろうと思えてしまいました。

あぁ・・・・
ますます田舎に住みたくなってしまった旅でした。

どうしよう。

by karorirorin | 2009-07-20 23:49 | ぼちぼちな日々

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